木の300%利用
木の300%利用とは、木材の価値を最大限利用し最後まで使い尽くすことです。
木は、成長過程において大気中の二酸化炭素を吸収し燃やさない限り炭素が固定化されますので、木のカスケード利用
(多段的利用)を進めることで木材を燃やすことなく長期間利用することができ地球温暖化の防止に繋がります。当社は、
木材を愛する発想力と技術力によって木の300%利用(木のカスケード利用)を実現し、地球環境の保護と住環境の充実に
取り組んでいます。
木材を無駄なく100%利用
長い年月をかけて育てられた木材を余すことなくすべて利用し合板・パーティクルボード・LVL・CLTを製造します。
また、合板等の製造過程で製品にならないバーク(木の皮)は、バイオマスボイラーの燃料となり合板等の製造工程で
電気や蒸気として利用します。
- 植林活動
- 国産材伐採
- 国産合板
- 国産合板を使用した住宅
マテリアルリサイクルにより200%利用
住宅等の建て替えの際に出る建築解体材や使用済みの型枠用合板等の木質系廃材を回収しチップ化します。再生されたチップは、
パーティクルボードの原料としてマテリアルリサイクルされ、住宅部材や家具等として再び利用されます。
- 家屋解体材
- 原料用再生チップ
- パーティクルボード
- キッチンシンクの天板利用
サーマルリサイクルにより300%利用
繰り返し利用されたことで繊維質が疲弊し原料としては利用できなくなった木質チップをバイオマスボイラーの燃料として
サーマルリサイクルし、合板等の製造工程で電気や蒸気として利用します。合板等の製造工程で余剰となった電力は一般家庭にも供給されます。
- 廃木材
- 燃料用再生チップ
- バイオマスボイラー
- 再生エネルギーで合板製造
バイオマス発電
燃料 | 燃料使用量 | 実際蒸発量 | プロセス送気量 | 発電端出力 | 送電端出力 | |
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バイオマスボイラー | 木質チップ | 6,520kg/h | 27,000kg/h | 20,000kg/h | 2,300kW | 約1,650kW |