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森林資源部がさし穂のさし木苗栽培を行ないました

2025年6月13日、当社の森林資源部が少花粉スギ(宮城県産10,000本・岩手県産10,000本)のさし木苗栽培を行ない
ました。さし木苗栽培は、成長したスギの枝を切り取ったさし穂をコンテナに植えて発根させるため、種から育てる方法と異なり親木の特性をそのまま引き継ぐことができるため品質が安定します。当社では発根がより促進されるよう直射日光を避けながらビニールハウスの中で温度(20~25℃)や湿度(60~80%)を一定に保ちながら1日1~2回のミストかん水を
行ない3~6週間かけて発根した苗木を屋外育苗施設に移し栽培を継続します。当社は、今後とも様々な栽培方法を用いて
少花粉スギや抵抗性クロマツなど高品質な苗を安定的に生産することにより、木を「植える」→「育てる」→「収穫
(伐採)する」→「利用(製品)する」のサイクルで日本の森林環境の整備に貢献して参りたいと考えています。

選挙用ポスター掲示板を回収しリサイクルしました

2025年5月15日、宮城県グリーン製品に認定されている当社の選挙用ポスター掲示板(商品名:選挙ポスター用スギ合板)3,666枚を宮城県内3市2町(石巻市・登米市・東松島市・柴田町・大河原町)の選挙終了に伴いすべて回収し、セイホク
環境テクノセンターでリサイクルチップとして加工しました。加工したリサイクルチップは、当社のPB工場で新たに
パーティクルボードとして生まれ変わり、家具・キッチン・クローゼットの扉やキャビネットの内装用など多岐にわたり
使用されます。木材は燃やさない限り二酸化炭素を大気中に放出せず炭素を貯蔵することになり地球温暖化の抑制に繋がります。当社は、今後とも伐採木材製品(HWP/Harvested Wood Products)のカスケード利用を継続し脱炭素社会の実現に貢献して参りたいと考えています。

森林資源部がコンテナ苗の生産を開始しました

2025年5月1日、当社の森林資源部が播種作業を行ないました。今年はコンテナの育成孔に種子を直接播いて発芽させ栽培する方法を用い、少花粉スギ・抵抗性クロマツ等15,000本分を播種しました。コンテナは底に大きな穴がある形状のため、普通の土では流れやすいので繊維分の多い培土を利用し培土圧入機で土を固め育成孔に複数の種子を播きます。1ヶ月程度で発芽(写真左)し複数本の芽生えが発生した場合は間引きし一本仕立てにします。発芽したばかりの苗は急激な環境変化や病虫害に弱いため、日射・乾燥・風等の環境をビニールハウス内の育苗ベンチでコントロールし、苗が10cm以上に
成長した時点で野外育苗施設に移します。その後、1日1~2回のかん水(写真右)を行ない、植林した際に寒さ等の環境に順応できるように育て、約2年後に一本一本抜き取り根鉢が崩れないように丁寧に束ねて搬送します。
当社は、木を「植える」→「育てる」→「収穫(伐採)する」→「利用(製品化)する」のサイクルを自社の事業として
確立し、二酸化炭素の吸収量の多い若い苗木の力と伐採木材製品(HWP/Harvested Wood Products)が持つ炭素貯蔵力を最大限に生かして日本の森林環境の整備に貢献して参りたいと考えています。

宮城県産材合板を選挙用ポスター掲示板に使用しました

2025年4月20日、当社が製造した宮城県産材合板が宮城県内3市2町(石巻市・登米市・東松島市・柴田町・大河原町)の
市長選挙等の選挙用ポスター掲示板として各所に3,666枚設置(詳細下記参照)されました。同掲示板は宮城県産のスギを使用したもので、選挙終了後には当社の環境テクノセンターに運び込まれパーティクルボードの原料として利用されます。木材は燃やさない限り炭素が固定化され二酸化炭素を放出しないため地球温暖化の抑制に繋がります。当社は、選挙用
ポスター掲示板にも木材をご使用頂くなど伐採木材製品(HWP/Harvested Wood Products)の更なる需要拡大に向けて情報発信を進めて参りたいと考えています。

選挙用ポスター掲示板の設置場所と枚数
石巻市1,150枚、登米市1,444枚、東松島市473枚、柴田町338枚、大河原町261枚

セイホクホームがウッドデザイン賞他を受賞しました(2025年3月5日掲載)

セイホクホーム株式会社が秋田プライウッド株式会社/厚生棟のリノベーション工事を受注(設計・施工)し内装を木質化しました。このデザイン性等が高く評価され、発注元である秋田プライウッド株式会社とともにセイホクホーム株式会社が「ウッドデザイン賞/ソーシャルデザイン部門/建築・空間分野」、「ウッドファーストあきた木造・木質化建築賞/リノベーション部門最優秀賞」を受賞しました。また、秋田プライウッド株式会社は、この内装木質化を含めた国産材の利用
推進に貢献したとして「木材利用推進コンクール/木材利用推進中央協議会会長賞」を受賞しました。この内装木質化には、秋田プライウッド株式会社が製造した国産材合板を板面の木目を生かして現し壁として利用(写真左)、また、国産材合板の積層面を縦横のブロック状に組み合わせ(写真右)意匠性を持たせるなど、国産材合板をふんだんに利用したことで木の温かい風合いや木の香りに満たされる空間を演出することができました。セイホクグループは、今後とも全社を挙げて国産材の利用拡大に努め、地球環境の保護と住環境の充実を目指し、資源循環の社会を次の世代に繋いでいきます。
《受賞詳細》
・ウッドデザイン賞/ソーシャルデザイン部門/建築・空間分野(一般社団法人日本ウッドデザイン協会主催)
・ウッドファーストあきた木造・木質化建築賞/リノベーション部門最優秀賞(秋田県主催)
・木材利用推進コンクール/木材利用推進中央協議会会長賞(木材利用推進中央協議会主催)

石巻総合事務所の内装を木質化しました

2025年1月20日、生産拠点の石巻工場にあるセイホク石巻総合事務所の内装壁面をクロス仕上げから当社が製造している
LVL(Laminated Veneer Lumber/単板積層材)に変更してリフォームを行いました。LVLの積層面を内装壁面の
現しにしたことでデザイン性に富んだ仕上がりとなりました。室内を木質化したことで木の温かい風合いや木の香りに
より森林浴をしているかのようなリラックスした空間となり、また、木の特性から調湿効果が高まるなど室内環境を向上
させました。当社は、内装木質化の普及活動を通じてLVLの様々な活用方法を提案し脱炭素社会の実現に貢献したいと
考えています。

国産材主要3樹種で門松を作りました

2025年1月6日、セイホクオリジナル門松を生産拠点のある宮城県石巻市の各工場入口(写真左)と文京区の本社玄関
(写真右)に飾りました。この門松は、合板を製造する際に発生する木芯(国産材主要3樹種のスギ・カラマツ・ヒノキ)を再利用して製作したものです。当社は本年も引き続き、伐採木材製品(HWP/Harvested Wood Products)が持つ炭素貯蔵力よって地球温暖化の抑制に貢献するとともに、「GO(合板)!700!」をキャッチフレーズに合板用材として
国産材を年間700万立方メートル利用し日本の森林整備に尽力して参りたいと考えています。

選挙用ポスター掲示板を回収しリサイクルしました

2024年11月13日、当社が宮城県産材を利用して製造した選挙用ポスター掲示板1,380枚を回収し、当社のセイホク環境
テクノセンターでリサイクルチップとして加工しました。このリサイクルチップは、当社のパーティクルボード工場で住宅の扉・家具・キッチンの天板などに使用されるパーティクルボードに生まれ変わります。木材を可能な限り燃やさないことが二酸化炭素を大気中に放出させずに炭素を貯蔵することになり地球温暖化の抑制に繋がります。当社は今後とも伐採木材製品(HWP/Harvested Wood Products)が持つ炭素貯蔵力によって脱炭素社会の実現に貢献して参りたいと考えています。

第10回 県民参加の森林(もり)づくり植樹祭に参加しました

2024年11月9日、みやぎ森林づくり支援センター主催の「第10回 県民参加の森林(もり)づくり植樹祭」が宮城県
東松島市野蒜字南赤崎地内で開催され当社社員も参加し、当社が育苗した300本の抵抗性クロマツを宮城県民の方々とともに植樹しました。当社は、この植樹祭が木を「植える」→「育てる」→「収穫(伐採)する」→「利用(製品化)する」のサイクルの重要性を発信する活動であることから毎回参加しています。伐採跡地に苗木を植林することは、森林の若返りを図り、その成長過程において二酸化炭素を吸収するとともに、土壌保全・水源涵養・生物多様性などが整いより豊かな森となり環境保全に役立つことになります。当社は今後とも植林活動に積極的に参加し日本の森林整備に貢献して参りたい
と考えています。

11月3日は「合板の日」(2024年11月3日掲載)

11月3日は合板の日です。1907年11月3日に浅野吉次郎氏が日本で初めて合板を製造するロータリーレースの開発に成功
したことが登録の由来です。合板は、原木をかつら剥きのように薄くスライスした単板の繊維方向を交互に直交させて
貼り合わせた製品で、住宅の床・壁・屋根の構造用(写真左)やビル・マンションなどの基礎工事の型枠用(写真右)
など様々な用途に使用されています。また、近年では超厚合板/Cross Layered Plywood(厚さ50mm超)の開発も進み、中高層建造物の木造化に大きく貢献するなど今もなお進化し続けています。さらには、合板を始めとした伐採木材製品
(HWP/Harvested Wood Products)は燃やさないことで二酸化炭素を大気中に放出させないうえに炭素を貯蔵する
ことで地球温暖化の抑制に繋がります。当社は今後とも地球の未来を笑顔にするために合板の魅力を発信し続けて
いきたいと考えています。